日刊 科学のニュース 2013年2月17日



太陽系外惑星の画像を直接とらえる新しい光学系が開発された。

NASAエイムズリサーチセンターの科学者は、非球面光学系と可変鏡面のミラーを製作し、外惑星の姿を直接とらえようとしている。これまでは、恒星の手前を惑星が横切るときの光の変化から惑星の大きさ等を観測していたが、この光学系を搭載した望遠鏡を使うと、惑星の姿を直接とらえることができる。
キーテクノロジーは、鏡面の凹凸を変えて、光学系が本質的に持っている収差と恒星の光の回折を除去するphase-induced amplitude apodization (PIAA)とよばれる技術。1cm四方の面積に1024個のアクチュエーターがついていて、鏡面を変化させることができる。