球電の成因について新たな理論が提案された。
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とオーストラリア国立大学の研究者は'The
Birth of Ball Lightning'
(球電の誕生)という論文を発表した。球電の成因については、従来、エアロゾルと雷雲からのマイクロ波放射の関係などが考えられていたが、彼らは新しい数学モデルを考えだした。球電はしばしばガラス窓を通過するが、このとき、ガラスの外にイオンの流れが蓄積し、その結果生ずる電場がガラスの反対側の空気分子を励起し、ボール状の電場をつくるというものだ。この放電をおこすためには100万ボルトの電気が必要であるという。詳しくは「PHYS
ORG」の記事で(http://phys.org/news/2012-10-mystery-ball-lightning.html)。