日刊 科学のニュース 2012年10月18日



NASAは、宇宙からやってくる微弱な重力波を検出する新しいプロジェクトを始める。

ゴダード宇宙飛行センター・スタンフォード大学・AOSense社の研究グループが開始したもの。重力波はアインシュタインが一般相対性理論で予言したもので、大きな質量を持つ天体のダイナミックな運動、たとえばブラックホールや連星系が周囲の時空を歪ませることによって放射されると考えられている。ただし、極めて微弱なので、まだ捉えられていない。
 このたび、スタンフォード大学の33フィートのタワーの内部に配置したルビジウム原子のクラウドにレーザー光を照射し、原子光干渉法による重力波検知の試みが行わることになった。詳しくはこ(http://www.nasa.gov/topics/technology/features/atom-optics.html)。