日刊 科学のニュース 2013年3月20日



電波望遠鏡を使って、地球と月の2.9倍の距離にある小惑星2013ETの姿をとらえた。

NASAのジェット推進研究所の研究者は、カリフォルニア州のモハベ砂漠にあるゴールドストーン深宇宙通信施設の口径70mの電波望遠鏡を使って、不規則な形をした長さ40mほどの小惑星の姿をとらえた。1.3時間の間に18枚のレーダーイメージを撮影し、形状と表面の模様の変化から数時間に1回、回転していることがわかった。回転のようすがわかることで、軌道の予測の精度が上がる。地球にどれくらい接近するか、または衝突の可能性があるかがより正確に予測できるというわけだ。詳しくはここ(http://phys.org/news/2013-03-goldstone-radar-snags-images-asteroid.html)。