日刊 科学のニュース 2012年10月3日


シリコンウエハの上に金の薄膜を形成した厚さ60ナノメートルの平面レンズが開発された。
ハーバード大学の研究チームは、金の薄膜にV字型のナノ構造を作成することで、レンズの表面で光路を変えることができる。そのため、通常の厚みのあるレンズが宿命的に持つ、各種収差が無いという。また、近赤外からテラヘルツ光(遠赤外よりさらに波長が長い)の光にも作用するので、応用範囲が広い。詳しくはここ(http://www.seas.harvard.edu/news-events/press-releases/flat-lens-offers-perfect-image)。